diffusy presents 特典映像付きインタビュー

アーティストがアーティストにインタビューするという形でAJYSYTZ(アイシッツ)作曲・ボーカルを担当する五阿弥瑠奈(ごあみるな)がBRADIOに質問を投げかける。足をくねらせ、フロアを踊らせ、華やかで熱いパフォーマンスで観客を魅了する彼らが、雪の降りしきる日に時に淡々とした言葉と光る目付きで語った「音楽と人」。日本人離れしていると見えがちなソウルフルな歌声もファンキーないでたちも裏を返せば素朴でストレート。現在の4人となったストーリーから今後の動向までを、時に悩みながら時に笑いながら話す、彼らの素顔を捉えた。

古き良き時代を彷彿とさせるグルーヴにソウルフルな歌声。フロアを踊らせ、耳を掴む、ダイアモンド級の音と思いに迫る。

BRADIO(ブラディオ

L→R Dr.田邊有希 / Ba.酒井亮輔 / Gt.大山聡一 / Vo.真行寺貴秋

五阿弥:MVを拝見しましたが、ショーとも言えるような雰囲気やドレッシーな衣装目で見ても楽しめますね。グルーヴィーなサウンドと歌声が印象的だったのですが

バンドのコンセプトとは?

大山:元々BRADIO自体が、コンセプトの頭文字なんです。

造語なんですが、「Break the Rule And Do Image On」という言葉で。

日常的なことを壊して、その日常の世界(Rule)に、素敵な時間や空間のイメージを加え(Do Image On)、良き変化(Break)を、というような意味の言葉です。

いつもと同じ毎日。そんな日常を素敵な時に変えるというような意味合いです。

五阿弥:コンセプト自体の頭文字なんですね。

勢いもありつつどこか懐かしいようなアシッドやフォークのような印象も受けました。

結成されて約3年とうかがいましたが、どういった出会いだったんですか?

田邊:元々Vo.(真行寺)とDr.(田邊)が同じバンド、Gt.(大山)とBa.(酒井)が同じバンドで、友達同士だったんです。それぞれの解散時期が同じだったんですよね。

昔からよくツアーも一緒に回っていたりしたんですよ。

大山:以前はお互いにメロディックパンクやロックの雰囲気があり、ルーツは似ていて。

タイミングが合ったのでバンドをやろうってなって・・・そう、バンドやろう!がまず先にありましたね。何をやるかはその後からという感じで。ベーシックの要素は似てたので、1stを出すまではアイデアを出し合って試行錯誤していた感じでした。

五阿弥:1stミニアルバムとなる「DIAMOND POPS」ですね。

2013年の10月2日にリリースされたそうですが、どのような内容となっていますか?

大山:1曲1曲に違うコンセプトや良さがあるというか。

今回の作品を作るタイミングで、方向性がまとまったかな。

音楽性の変化を形に出来たというところはあるんです。自分らがやれる幅というのを広げられたかなというのがあって6曲バラエティのような形になっています。

田邊:そうですね。統一感はあるけど、一つ一つ色が違う。

大山:自分達なりのポップスをやりたかったところがあるんですけど、一曲一曲違った表情のものが出来た。

真行寺:そこから、ダイアモンドポップスと名付けましたね。

五阿弥:光るものであり、カットが多様なものであり。ダイアモンドというのがぴったりな感じがしますね。真行寺さんは、歌に関しての意識というのは?

真行寺:そうですね・・・歌詞を書いている段階から、思っていることがあります。

一つは、共有。伝えるという作業は、エンターテインメントとして忘れちゃいけないなと思っているので、作る段階から考えてますね。それから、歌う練習はしますけど、そこじゃないというか。喉のケアもしますけど、そういうところじゃなくて。伝えたい。伝えるためのツールが音楽だというだけなんですよね。

これじゃなきゃ伝えられないなと思います。

真行寺:人の顔を見るということも。

サングラスをかけていたりもするんですけど、ちゃんと人を見るようにしています。

見て笑うこと。一時期、全く反応がないなと思ったことがあって。その時に色々考えたんですが、人を変えたいと思うのはなんとなく違うなと思って。自分が変わって初めて人が変わるのかなと。それで、ライブ中に笑うようになったんです。そうしたら、笑う人が増えた。

あまりしゃべらなくても、曲が終わって「がしゃっ!!」って笑うようにした。

がしゃって笑うと返してくれますね。

五阿弥:BRADIO全体でライブに対して意識されていることはありますか?

酒井:たとえば寝る前の10分でもライブのイメージをするというか。大きいところでやってるようなイメージをして、自分もそこが膨らんでいったらいいなと思っています。

ライブその時だけだと気合が入り過ぎたりもして、それってうまくいかなかったりするので、冷静と情熱の間じゃないですけど、力の抜けた状態でやれることを目指しているかもしれません。

田邊:ドラム個人的な話としては、大きな会場でも小さな会場でも一番後ろの壁に音が届くようなイメージで叩いています。音を飛ばすというか。

ドラムって生楽器なので、表情が多彩というか、叩く人によって本当に変わる。

派手なドラムというよりも、このへん(胸に手を当てながら)に響く音をどうやったら出せるのかを考えていますね。

大山:気合が入り過ぎると結構ダメなんですよ。硬くなってしまう。

サウンド的にもグルーブが硬くなると美味しくないんですよね。

どうやってリラックスするか。前のめりすぎちゃうと逆にから回っちゃう気がして。

逆に余裕があるとお客さんの表情とかメンバーの音とかを聞けるので。

その上で自分自身がその場を楽しむというのは、本当にありますね。

五阿弥:曲作りからライブのステージングまでどのように進行されていますか?

真行寺:作ることで言えば、歌詞からやはり伝えることを考えますね。

持ち寄ったものを膨らませていく感じで。スタジオには結構入っています。

大山:色々な意味で結構苦戦している部分もありますが、作りこんで行くことと、その場でと。バランスをとってやっていくのが一番楽しいですね。

作り込み過ぎると大根役者みたいな感じになるので、ライブで言えばお客さんのリアルタイムでの雰囲気を大切にしている感じです。

五阿弥:大根役者、ですか。

大山:そうですね。大根役者です。

同じアーティストとして聞いてみたいんですけど、ライブどんな感じですか?

五阿弥:AJYSYTZ(アイシッツ)は、ジャンルを敢えて言うならば

ワールドミュージックのサウンドスケープ感を目指したロックと電子音楽の融合

のようなところがあって。声を含めて、音像やリズムは衝動的であり、なおかつメロディーはキャッチーでシンプルというようなバランスを目指していて。

「強烈な歌がついた映画のサウンドトラックのよう」と言われたことがあって、

実際に映画音楽を作っていたりもしたので、自分らの音楽を

シネマティック・エレクトロニカと言っていたようなことがありました。

大山:あ、アイシッツって読むんですね。どんな意味なんですか?

五阿弥:はい。笑 アジサイズじゃないです。読みにくいですよね。笑

誕生を司ると言われている母神「アイシット」を複数形に見立てた造語なんです。

誕生というのは、始まりであり、破壊であり、再生であり。

運命とか一生とか大きなスケールだけではなく、日々、音も言葉も、

発していけば消えていき、私たちが生きることそのものが、誕生の奇跡の連続。

事実へのどうしようもなさとか真実味への感動が、原点の一つという初心を込めています。

ライブでも、それは同じで。演出の決めごとや、曲ごとの見せ方は決まっていたとしても、

リアルタイムで生まれてくる衝動を大事にしたいと思っています。

ある意味、事故が起こせる・事件が起こせるのがライブの醍醐味というか。

マイナスに見えることが起こっても面白いのかもしれない。

酒井:BRADIOとしても、バランスを楽しんで行くことでしょうか。

自由でありたいと思っています。

いい大人4人が集まって(笑)ちゃんと目標を決めてちゃんと進めて。

そうするとちゃんとリアクションも返ってくるんですよね。

それが今あるというのが面白い。動いたことには返ってくるなと。

五阿弥:MVからも、ヴィンテージ感がありつつ

突き刺さって来る鮮度というかライブ感を感じます。

大山:監督の腕がいいんだよね

一同:そうだよね。(笑)

大山:コンセプト的に、年代的というか、古き良きといったイメージはありましたね。

そこか逆に今、新鮮に見えるんじゃないかなというところに意識はあって。

五阿弥:ラメラメの素敵なジャケット着てましたもんね。

真行寺さんのスタイルは、歌謡曲というとあれなんですけど、

それに近いようなスター性を感じるんですよね。

歌も、耳を掴まれて離されないようなインパクトがありますよね。

真行寺:耳を掴まれて離されない、というのは嬉しいですね。

そうしたいと思っているところがあるので。そういう気持ちでやっているというか。

大山:ラメのジャケットは、生で見ると相当ヤバいですよ!

着てみたいから着てみたんですけど、全然似合わない。

あれは真行寺にしか着れないよね。

五阿弥:MVやポスター、ジャケットも、インパクトがありますが

どこか懐かしくレトロな色合いでもありますよね。

それはBRADIOの根底にあるイメージなのでしょうか?

大山:作品ごとに違ったコンセプトがあってもいいのかなと思っていますね。

「古いものをやりたい、新しいものをやりたい」というこだわりはなくて。

ただ喜んでもらえる作品を作るというところにおいては、ずっと変わらないです。

真行寺:そうですね。楽しんでもらいたいです。伝えることですね。

五阿弥:これからの動きというのは?ツアーもやられていますね。

大山:制作とライブとを、ですね。

地方にはよく行きます。その土地土地の出会いは本当にうれしいですね。

地方からもワンマンに集まってくれたり。すごくうれしいですね。

真行寺:本当に嬉しいです。

大山:初めての土地にも、何度か行くとだんだん距離が近くなってくる。

本当はあまり期間をあけないで行きたいですね。

五阿弥:これからも注目しています!本日はありがとうございました!

BRADIO:ありがとうございました!

Take me higher リリックビデオ公開!

BRADIO Official Website : http://bradio-web.com/

インタビュアー:五阿弥瑠奈(AJYSYTZ): http://www.ajysytz.eek.jp

提供:diffusy - 2014/2/14 @下北沢